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江上 尚志

江上 尚志

武道家であり初代松濤館館長である江上茂を父に持ち、鎌倉生活は50年を数える。現在は江上研究所(鎌倉市)を中心に、公益財団法人日本ダウン症協会(専務理事)など社会啓蒙活動に勤しむ。

江上 尚志の記事一覧

今年の8月15日
徒然記

今年の8月15日

このところ数年は大学時代の友人と東京・九段の靖国神社にお詣りしてから神田の蕎麦屋(大概「まつや」)で好きな酒を一杯やりながら旧交を温めて来た。確かに終戦記念日に靖国神社を訪ねるのは私の意識の中に潜む贖罪する心に従っていた。父から聞かされた話が胸に刺さったトゲのようだった。まだ独身だった早稲田大学の後輩が、、、

「感謝の心」を伝えたい
徒然記

「感謝の心」を伝えたい

「年を取る」ことと「生きている」ことは違います。60歳になった時に勤めていた会社に辞表を提出しました。すり減り壊れかかった身体を修復するのは容易ではありませんでした。そこから這い上がったのは太宰治の言葉があったからかもしれません。確かに生きて行く上で大切なものは人との出会いだということを実感した半生でした。人生100年

残暑お見舞い申し上げます
鎌倉個道 番外編

残暑お見舞い申し上げます

長い梅雨が明けると直ぐ立秋です。突然に夏が来たような気がします。新型コロナウィルスは変わらず猛威をふるっています。小学生の孫たちの短い夏休みが始まりました。鎌倉でも様々な行事が中止となっています。鶴岡八幡宮のぼんぼり祭りは例年通りです。今年は夏越祭から実朝祭までの4日間を満喫出来ました。鎌倉文華館での「ぼんぼり展」も〜

新しい夏の迎え方
鎌倉個道 番外編

新しい夏の迎え方

大暑を前にようやく蝉が鳴き始めました。新型コロナウィルスが蔓延したまま今年の夏を迎える訳です。世界中の感染者も一向に減ることなく東京都の感染者数の推移に一喜一憂して来ました。幸いにして私の住む神奈川県鎌倉市でも城廻(しろめぐり)は小田原北条氏の城址であり鎌倉時代の歴史とは一味違う楽しみ方が出来ます。高低差のある地形が〜

続く雨模様
徒然記

続く雨模様

大暑(22日)を過ぎても梅雨が続いています。政府の新型コロナウィルス対策は迷走しています。これまで経験したことがない状況が続いています。日本ダウン症協会(JDS)は7月もZoomによる運営委員会、JDSはダウン症学会と共同して親子を対象にアンケートを実施、ダウン症の生活実態を把握することが主眼です。出生前診断が、、、

豆腐屋を待ちながら
徒然記

豆腐屋を待ちながら

ある時期から私の住む町では毎週水曜日の夕刻にラッパの音がして軽自動車の豆腐屋さんが来ている。時々は早く来てくれるが雨の降る日は少し遅くなることもある。「トーフィー」と聞こえるラッパの音には不思議な郷愁がある。私がまだ幼かった時期に「納豆売り」など物売りは何かしらの音をさせていた。「竹や、竿だけ」という声は、、、

梅雨空の鎌倉
鎌倉個道

梅雨空の鎌倉

春が来る前に始まった新型コロナウィルスの影響は梅雨空の鎌倉の様々な場所で見ることが出来る。高齢者が罹ると重症化しやすいことから外出を自粛するよう言われて久しい。自宅に閉じこもりなす術もなく日が過ぎて行く自分を見ているだけで退屈極まりない。あまり他人に会わないで行ける場所をネットで調べると鎌倉近代文学館が、、、

梅雨本番
鎌倉祭時記

梅雨本番

本格的な梅雨に入りました。6月11日の梅雨入り宣言からどんよりと曇る日も増えています。雨の鎌倉にはアジサイの名所が多数あります。静かに濡れて咲く花を楽しむのも良いものです。外出を控えていることもあり著しく体力が落ちています。家事の手伝いと家の周りを歩くだけでは2千歩に届きません。目的地の近くまで行き花を愛でる時間を、、