AI(人工知能)はどこまで進化するのか?

AI(人工知能)がまた大変な話題を提供してくれた。
AIがついに創作の分野にも乗り出し、ニューヨークで開催されたオークションで、AIが描いた肖像画に約4800万円もの値がついたというのだ。
電話による応札であったため、誰が入手したのかは不明だという。

下の絵が話題の1枚である。色調はレンブランドのような17世紀風の暗い感じである。
一方、当時の肖像画と違って、風貌ははっきりせず一種抽象画のようでもある。
ただ、筆者にはこの絵がピカソの作品であったにしても、これだけの高値がつくとは思えない。

約4800万円の値がついた肖像画(“GIMOZA”より)

オークションの主催者は、もともとこの絵は100万円前後の値がつくものと想定していたという。想定の約50倍もの値がついたのは、“AIが創作した”、という話題性と先進性のためだと思う。報道では明らかにされていないため、この絵がAIの作品であることを事前にオークションの参加者に知らせていたかどうかを知りたいところだ。応札者が、AIが制作した絵であることを知らずに、この値をつけたとすれば本当に驚きだ。

この絵は「エドモンド・ベラミーの肖像」と名付けられている。驚いたことに、AIはベラミー家の4代にわたる11枚の肖像画(すべて架空の人物)をシリーズで描き終わっているという。
肖像画の右下には、署名代わりにAIが使った数式が記載されている。

この肖像画は、フランスの芸術家グループ「Obvius(オブビウス)」が作成したものだという。
このグループは、AIに14世紀~20世紀の肖像画1万5000点を覚え込ませて、肖像画の何たるかを“深層学習(ディープラーニング)“させたというのだ。

その上で、あまり写実的な表現にならないように、特殊なアルゴリズムを使って工夫を凝らしたという。抽象画風になっているのは、その工夫によるものだろう。
実際の絵は3Dプリンターによって描かれている。そのため、出品カテゴリーは「プリント(写真、印刷)」になっている。それにしても、やはり、“AIおそるべし”、である。
今回は、AIが芸術など直感や感性などが大事な分野にどこまで迫れるかを考えてみたい。

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