「虫の惑星」の不思議な昆虫たち!

「水の惑星」と呼ばれる地球は、「虫の惑星」でもある。その虫の代表は昆虫である。

地球上のあらゆる地域に、それぞれの環境に適応した昆虫がウジャウジャ生息している。

昆虫の種類は世界中で80万種~100万種と言われているが、これは学名がついたものだけである。

毎年1,000種類もの新しい昆虫が発見されており、一説によれば、地球上には最大1,000万種以上もの昆虫が生息しているという。地球上の全動物のうち約8割を昆虫が占めており、正に、「虫の惑星」といわれる所以である。異星人が地球を眺めれば、地球は昆虫が支配していると考えるに違いない。

地球が誕生したのは46億年前であるといわれているが、昆虫が誕生したのは4億年前頃である。

その頃の地層から、トビムシの化石が発見されている。また、ゴビ砂漠の3億年前頃の地層からゴキブリの化石が見つかっている。面白いことに、両方とも現生種とほとんど形態が変わっていない。

昆虫は6本の脚を持ち、頭・胸・胴の3つの部域に分かれている。また、99%以上が翅を持ち、空中を飛ぶことができる。始祖鳥が現れたのが約2億年ほど前なので、昆虫は2億年もの間、空中を独占していたことになる。さらに、昆虫の持つ最大の特徴は、全体の約86%が完全変態をすることである。

完全変態とは、卵や幼虫時代から不活性期のサナギを経て、成虫へと形態変化を遂げることである。

モンシロチョウであれば、幼虫時代の青虫からサナギとなり、最後は飛翔する蝶々となる。

興味深いことに、サナギになる段階で、一旦体内はドロドロの状態となり、幼虫期の組織は原形が無くなるという。サナギから成虫へと脱皮する時に、全く新しい組織が形成される。

昆虫の中には、枯れた葉そっくりの形態を持つなど、“擬態”と呼ばれる特徴を持つ種が存在する。

敵から食われないように身を隠したり、逆に、餌を捕食するために身をくらましたりするのだ。

下の写真は、ベニスズメガの幼虫であるイモムシが、毒蛇そっくりに擬態している様子である。

ヘビに擬態するイモムシ(「不思議.NET」より)

Youtubeで変身ぶりを見ることが出来る。

このイモムシは、危険を感ずると、体をそっくり返らせて蛇に変わる。蛇の背中の部分は、実は、イモムシのおなか部分である。

昆虫はこのような形態だけでなく、その生態も実に多様である。今回は、昆虫の生態を追う中で、進化の不思議を追ってみたい。

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