地蔵まつり

島倉千代子や春日八郎の歌に代表されるような「村外れのお地蔵さん」を歌う歌謡曲は昭和30年代の世相を表しているという。こうした歌の数々は私がまだ10代だった頃に流行り私の心の奥底に横たわるものだろう。

現代の都会では「村外れのお地蔵さん」を見つけることが出来ないかもしれない。ところが鎌倉市でも私の住む辺りではまだ道祖神を初めとする石造の仏神が地域を守っている気がする。

毎年11月3日には「関谷の地蔵まつり」が開催される。準四国巡礼相模88ヵ所の一つでもある関谷インターそばの地蔵尊は昭和50年に現在の場所に祀られることになった。一時期別の場所に移動したところ事故が相次いだ。そこで再び現在地にお移しして関谷城廻町内会の有志によって地蔵堂が建てられた。町内会での宗教活動が問題視されたことから関谷地蔵を守る会で運営することになったという。農業を中心とする地元の人が集まり浄土宗・貞宗寺住職の読経に手を合わせた。

最近は若い女性を中心に「御朱印」を集める人が増えている。「鎌倉24地蔵めぐり」第1番は子育経読地蔵の宝戒寺だ。北条氏ゆかりの天台宗寺院では5月24日~25日の地蔵まつりが賑やかである。大勢の僧侶が両手を広げ読経しながら経本を扇のようにする大般若経転読会は圧巻である。

第2番の黒地蔵盆の覚園寺を忘れることはできないだろう。地獄に落ちた人のために何度でも地獄の烽火を浴びて真っ黒になるお地蔵様の慈悲を感じる。地蔵めぐりは「オンカカカビサンマエイソワカ」の地蔵菩薩真言と共に思い出される。

鎌倉市玉縄地区にある桜の名所・谷戸池のそばに子育て地蔵の館がある。まるで都会へと旅立って帰って来ない若者たちを慰めているようだ。

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