“向こう三軒両隣”にあった“地球型惑星” 

自宅の向かい側3軒と両隣の2軒の家は、近所付き合いをするごく近い隣人である。

このような近所付き合いが、広大な宇宙でもあるのかどうかは不明だが、8月25日発行の科学雑誌『ネイチャー』は、驚くべき情報を我々に伝えてくれた。

我が太陽系からわずか4.2光年という近さにある恒星“プロキシマ”に、地球によく似た惑星を発見したというのだ。“プロキシマb”と名付けられた。驚くことに、この惑星は、恒星のハビタブル・ゾーン(生存可能領域)内に位置しており、液体の水もあって、生命が存在しうるという。“灯台もと暗し”である。我が太陽系のすぐ近くに、生命の存在しうる惑星があったのだ。

恒星“プロキシマ”は、星座・ケンタウルスの中でも最も明るいアルファ星に属している。

アルファ星は3重星であり、下の図のとおり、何とも複雑な構図をしている。

左端にあるのが我が太陽であり、右側3つの星を併せて、ケンタウルス・アルファ星という。

3重星のケンタウルス座アルファ星(“宇宙への旅人”HPより)

3つの星のうち左の2つは、“ケンタウリA”と“ケンタウリB”と名付けられており、太陽によく似た恒星である。この2つから0.2光年も離れた位置にあるのが、“プロキシマ”である。

そもそも、“プロキシマ”とは、ラテン語で“最も近い”という意味である。“プロキシマ”は、3つの星の中でも太陽系に最も近くにあり、その存在は1915年頃から知られていた。

一方、“プロキシマ”は、太陽とは組成も明るさも全く異なった星であり、赤色矮星と呼ばれている。核融合反応の勢いが弱く、表面温度は太陽の半分程度(3,000度)である。

赤色の光を発していて、その寿命は太陽等と比べると圧倒的に長いという。

また、この星の直径は太陽の7分の1しかない。これは、木星の1.5倍程度の大きさである。

どうやって、こんな小さな星から惑星が発見できたのか?奇跡のような話である。

実は、SF映画の世界では、いち早く、この惑星をモデルとして、そこに棲む生物を描いていたのである。今回は、系外惑星の探査の苦労と、そこに存在する生命探査の話である。

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