自動運転自動車の時代がやって来る!

いつの間にか、ものすごいスピードで「第四次産業革命」が進行している。“インダストリー4.0”とも言うが、実は、ドイツ政府が唱えているキャッチフレーズなのだ。モノ作り大国のドイツが、この産業革命によって世界をリードしようと意気込んでいる。安倍首相の唱える“アベノミクス”よりは夢があり、力強い標語である。

ところで、第一次産業革命は、蒸気機関の発明によってもたらされた。18世紀半ばのことである。一方、第二次産業革命は、電気を使い、機械を動かして分業を進め、大量生産を可能とした。19世紀半ば頃から20世紀初頭の時代のことである。

この時代の代表的な製品が、米・フォードが生産を開始したT型フォードである(写真)。これによって、高嶺の花であった自動車が、一気に大衆の手に入る乗り物となったのだ。

これに対し、第三次産業革命は、コンピュータテクノロジーの発展によってもたらされたコンピュータ統合生産の時代の生産革命である。概ね20世紀後半以降の時代である。

さて、第四次産業革命であるが、これは、情報技術を高度に駆使することによって、まずは工場の生産現場を一変させようとしている。世界中の機械をインターネットでつなぎ、大量のデータ(ビッグデータ)を分析し、AI(人工知能)の活用によって生産方式を賢くしていく革命である。

一方、情報技術の壮大な進歩は、生産革命を引き起こすだけでなく、我々の毎日の生活を一変させるような革命になりそうなのである。その典型が自動運転自動車時代の到来である。

米・フォードは、8月16日、2012年に“完全な”自動運転車の量産体制を入ると宣言した。これは、早くても2025年以降と目されていた量産体制時期の大幅な前倒しである。日本政府の掲げる目標年次も2025年であったから、このニュースは衝撃的であった。

そもそも、“完全な”自動運転車とはどれほど優れた乗り物なのか。また、このクルマの普及が自動車メーカーや他の産業、あるいは、我々の生活をどう変えようとしているのか?

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