タマシギ(鴫)とタガメ、健気なオスの子育て!

ご存知のとおり、わが国では、急激な勢いで少子高齢化が進んでいる。

寿命が延びて元気な老人が増えるのは結構なことだが、生まれてくる子供が少ないのは困ったことだ。第一次ベビーブーム期と呼ばれた1947年(昭和22年)~1949年(昭和25年)、当時は年間に270万人も子供が生まれていた。いわゆる団塊の世代だ。

それが、昨2015年に生まれた子供の数は、僅か100万8千人である。ピークのほぼ3分の1だ。これに対して、昨年亡くなった方は130万2千人に上り、戦後最多となっている。

この傾向には歯止めがかかりそうになく、2048年には、人口は1億人を下回る見通しだ。

どうしてこういう社会になったのかというと、その根本原因は、結婚をしない、あるいは、結婚出来ない男女が増えたことが挙げられる。また、結婚をしたにしても、子供を産まない、あるいは産めない夫婦が多くなったともいう。これは、どうみても深刻な事態である。

下のグラフを見て頂きたい。育児休業制度利用率の国際比較である。

さすがに福祉大国・スウェーデンは、男女共に75%程度の高率を誇っている。

これに対して、日本の男性の取得率は4.8%と極端に少ない。どうやら、男性が育児に参加しない、あるいは出来ないことも、少子化が進行する原因の一つとなっているようなのだ。

ただ、筆者は小難しい理屈を展開して、この状況を打開する方策を述べるつもりはない。

筆者が興味を持つのは、人間以外の生物界に見られる子育て事情である。

例えば、鳥類や昆虫の世界を見てみると、番い(つがい)のあり方や育児の雌雄分担に、実に面白い例が見られるのだ。必死になって番いを形成し、他者よりも少しでも多く子孫を残そうとする本能が、そのような生態を生んでいる。

今回は、鳥類からタマシギ(鴫)、昆虫からタガメを代表選手として選び、彼らの育児方法を見てみることにしたい。それにしても、これらの生き物のオスの健気さは、涙なしには語れない。

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